ベトナムでのサプリメント販売

最近、お客様から、健康食品の販売についてのお問合せをよく頂きます。
内容の一部をお知らせ致しますので、参考にしていただけたらと思います。

【ベトナムのサプリメントユーザー】

サプリメントを販売するのに「富裕層」と言われることが多いですが、最近では中間層に広がってきています。
特に親世代と同居の若者女性は、生活費の大半を親が出費するので、収入を美・健康・食に使うことが増えています。

人気があるのは、スピルリナ、ビタミン・ミネラル、コラーゲン、プロポリス、エナジードリンク、妊婦さんに良いといわれる葉酸、更年期に効果があるといわれるプラセンタ、コンドロイチン、整腸効果があるもの、痩身効果があるもの、子供に良いとされるものなど様々で需要は高まっています。保健制度未加入の方もいらっしゃるので「未病」のための利用や、富裕層の利用、高齢者向けのギフトなど、利用機会は増えています。

【購入場所】

購入場所で多いのは、薬のみを扱う昔ながらのOTC薬局、最近増加している近代的なドラッグストアが主で、ハンドキャリーで持ち込まれたものを個人商店・フェイスブック等で買う人もいます。

インターネットによるEコマースが盛んですが、サプリメント販売金額全体の14%、TVショッピングは5%にとどまっています。またベトナムは口コミを重視する傾向があり、「知人・家族の勧めを重視する」52%、「医師の勧めで購入する」43%となっています。

ベトナムではShopee、Lazada、TikiなどECサイトが人気となっています(本サイト“ECサイトが人気”の記事参照)。

【サプリメントの輸入手続き】

① 商品登録
1.商品テスト(CA)
品質測定センター(Quatest)か国立衛生研究所(ハノイ)等のVILAかISO 17025を持っている公認認定機関で
テストを受験。

テスト項目:品質評価、品質調整、コンポーネントテスト、安全性判断、将来定期的に点検・監督、品質宣言の基準

2.品質宣言
12か月以内の商品テスト(CA)、無料販売証明書(CFS)、輸入商品のビジネスライセンス、商品ラベル及び
他の効果証明資料が必要。

提出日から40~60日後、医療省の食品安全局が品質宣言書を発給。

GMP(GoodManufacyuring Practice)認定工場での製造も必要。

品質宣言書は3年有効であり、HACCP、ISO22000等の認定書がある場合は5年有効。

②通関料、税金(目安)と手続き期間

・輸入税:30%程度

・付加価値税:10%

・商品あたりの検査費:

  1. 商品テスト(CA):10~20,000,000ドン(5~10万円)
  2. 品質宣言:約20,000,000ドン(10万円)
  3. 通関の為の食品衛生検査費:500,000~10,000,000(約2,500円~5万円)

・手続き期間

一概に言えず、一般的に半年〜1年かかっているのが実勢。

【販売に関してのポイント】

良いディストリビューターと組むことが大事になります。

前述した通り、ベトナム人は友人知人の口コミを大事にする傾向があり、日本のものの良さを伝えるには、日本語では難しく、現地の方の「心に触れるポイント」があります。マーケティングを確実に行える企業と組むのも浸透を早める一つの方法です。

【法改正】

2021年8月1日法改正により、EC店舗は税務申告・納税対象になっています。これは、個人事業主に対し付加価値税(VAT)や個人所得税を指導する財務省の通達によるもので、ECサイトを運営する企業は、EC店舗の収入に基づき、出店者に代わって税務申告・税金の納付を行わなければなりません。

ハンドキャリーでの販売は減少傾向になるのではと期待できます。 マッチングや輸出手続きに関してのご相談は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

ベトナムで人気のスピルリナ

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