コロナ禍でアパレル市場が大打撃を受けるなか、「D2Cアパレル事業」として急成長を遂げているSHEIN(シーイン)。デジタルネイティブと言われるZ世代の若者をターゲットにデジタルマーケティングを行い、圧倒的なアイテム数と安さを実現しています。実店舗を持たず、中国発のブランドですが、自国よりグローバル展開している欧州、中東、アジアでの人気が高いのが特徴です。
先日、ベトナム人スタッフと共に市場調査として、実際にSHEINを注文しました。
Tシャツは61%ディスカウントで225,000VND (約1,250円)が87,000VND (約480円)に、サングラスはなんと90%ディスカウントで34,000VND (約188円)が3,400VND (約18円)に。

同封されていたパンフレットには、返品方法が記載されており、セール商品を含めて商品の返品交換が可能とのこと。中国からベトナムまでの送料は12,000VND (約66円)で、約1週間で到着しました。送料無料キャンペーンやまとめ買いディスカウント等のプロモーションが豊富にあります。
ベトナム人の意見をまとめると、良い点としてあげられたのは、以下5点。
①割引プロモーションの種類が豊富にあること、②送料が安いこと、③デリバリーが早いこと、④返品可であること、⑤到着時に現金支払いができること
一方で、悪い点はTシャツの品質があまり良くなかったことのみでした。

ベトナムで台頭する三大ECサイト、LAZADA、Tiki、Shopeeにおいても、ベトナム人はプロモーションの多さやデリバリー到着までの所要時間、送料、商品価格等からそれぞれ買い物を使い分けています。
他国発の企業戦略、成功の要因と課題を学ぶことで、ベトナム市場との比較を行いました。
弊社では常に学ぶ姿勢を持ち、市場調査やマーケティングリサーチに取り組んでおります。